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4月, 2018の投稿を表示しています

【動画】D*A*M 1965をサウンドチェック

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前回の投稿に続き、2回目の正式入荷となるD*A*M 1965をご紹介しましょう。


余談ですが、D*A*Mは1965の他に、1966というペダルをラインナップしています。
D*A*M 1966というペダルは、D*A*Mブランド設立の初期からラインナップされています。こちらは1966年に登場したVOX TONE BENDERの中期型…いわゆる「イタリアン・トーンベンダー」のレプリカです。トランジスタ2石を使用し、FUZZ FACEにも似た回路構成を持ったファズペダルです。このイタリアンベンダーはVOXブランドが販売したこともあり、かなりの数のヴィンテージペダルが今でも市場で確認できます。しかしながら製品のばらつきやスペック、なによりサウンドが安定していないこともあり、その「本当の音」を知る人は実は少ないと言われています。
今回入荷した『1965』は”TONE BENDER MKI”と呼称される、最初のTONE BENDERのレプリカペダルです。このペダルはGibson/MaestroのファズペダルFZ-1をベースに改良されており、ゲルマニウムトランジスタを3ヶを搭載しています。
数年前にテスト版としてこの1965がD*A*Mのダイレクト/オンライン限定で発売されました。その際は一瞬で売却され、このペダルはD*A*Mのカスタムプロジェクトの中でも非常にレアで、入手が難しいものとなりました。その後も、ごく稀に製作されてきましたが、まとまった数量が日本へ入荷したのは今回で2度目です。
このペダルはトランジスタのマッチングが非常に困難である事、チューニングが微妙で、クオリティーを維持するのが難しいということもあり、D*A*Mペダルでもっとも高価なペダルでもあります。
TONE BENDER "MKI"とTONBE BENDER "MKII"

同じトーンベンダーなので、この1965に前回ご紹介した『Professional MKII』と同じような音色のイメージを持っておられる方も多いと思いますが、MKIはMKIIとは全く異なるペダルです。
恐ろしいほどのアウトプットレベルを持ち、さらに恐ろしいほどのゲイン量を誇ります。特徴としてはゲート感で、それ以降のトーンベンダーサウンドにはない、独特のゲーティングが得られます。TONE BENDER MKIに関…

【動画】D*A*M PROFESSIONAL MKII をサウンドチェック

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待つこと約2年。
D*A*M プロフェッショナルMKIIが入荷しました。


詳しい内容はこちらの製品ページをチェックしていただくとして

本日はサウンドチェックです。

D*A*Mオフィシャルサイトの動画は海外の(その筋では有名な)ギタリストが製作しているとの事ですが、以前購入した皆さんから

「あんな音、しないんですけど...」
という報告を何回か受けたことがあります。

彼の動画は確かラインで録音していて、かなりFUZZの質感がそのまま残っています。
我々が以前アップした動画は基本的にエアー(iPhoneやカメラのマイク)やマイキングでの動画です。何れにしても同じ種類のペダルの音なのですが、質感は結構異なるかと思います。

ということで、今回は最近多用していますUniversal Audio AMP TOPにて製作してみました。AC30のスピーカーアウトからOXに送り、ライン録音しています。



スピーカーキャビネットはG12/25の搭載されたマーシャルキャビのモデリング。マイクはリボンマイクの160とエアマイクでMANというモデリングを使っています。ギターはクルーズOSTL 59 EXPAND(K&T Yellow Lineピックアップを搭載)を使用しました。動画編集時に後掛けでコンプをかましていますが、出音のイメージはそのままです。



動画です いかがでしょうか。


MKIIタイプはそれほどアウトプットが大きくないので、基本的にLEVELはフルで使用される皆さんも多いようですが、レベルをフルでアンプに送ると音が「つっぱって」くると思います。1970年代前半までのブリティッシュアンプであればそれで全然問題ないのですが、昨今のアンプではちょっと開放的なトーンが得られないかもしれません。でも、そうしないとFUZZ ONとOFFの時に、OFFの時の方が音量が大きくなってしまうということが起こります。




TONE BENDERだけでなく、多くの60-70'sファズを使いこなすコツとしては、ギターのボリュームを常に7-8の位置(フルから少し戻した位置)で使用することで、ON/OFF時の音量差をカバーできます。もし「意味がわからない」という皆さんがいらっしゃいましたら...まぁ実際にやってみてください。この動画でもそうしています。よく聞くと、ペダルのつまみが変化していないのに、…

【動画】クルーズ『アリストテレスV2.トレム』をピーヴィーアンプ/ニューチューブスクリーマー/ニトログリセリンで弾く

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クルーズのアリストテレスというギターは、もともとLP Jr.系の「ストレートで音ヌケのよい」ソリッドギターの良さをキープしながら、スタジオミュージシャンが使えるレベルの楽器にする、という様なコンセプトがあった様です。とはいえ、かれこれ20年以上前のお話だそうで...


2015年に登場したV2.モデル(バージョン2)はこのコンセプトは受け継ぎながらも、さらに現代的な音楽に向けられていると言えます。 マホガニー・ワンピースのボディーはアッシュやアルダーでは得られないバランスの良い鳴りを持っています。 マホガニーの音=あたたかい音、というイメージは確かにわかりやすい表現ですが、あたたかい=丸い音/メロウな質感ではありません。
・アッシュ=跳ねる/明るい/キレのある ・アルダー=跳ねない/暗め/深みのある
この様なイメージでマホガニーを表現すれば
・マホガニー=/跳ねない/明るい/キレがある/深みもある
という様な言い方ができると思います。 ちなみに
・コリーナ=/跳ねる/ミッドレンジにピークあり/キレがある/余韻スッキリ
という様なイメージを個人的には持っています。 もちろん楽器によっても変わりますが、特に録音した音を聴き返すと、こういうイメージが頭に浮かびます。
というわけで、何が言いたいかというと「マホガニーは別にあたたかい音ではない」という事と「マホガニーは良く鳴る」という事と「マホガニーはキレと深みのバランスが良い」という事です。
今回の動画では、そういう事を含めてチェックしてみました。


まず、ハイゲインサウンドに相性が良いのは当然。音にピーキーな部分がないので、ザクザクしたリフものやロングトーンには最適です。 かと言って、アタックが「まったりしている」わけでもありません。ローゲインのクリーンでも深みがあり、クッキとしたキレ感も感じられます。
そして、コイルタップを搭載しており、このタップ時のサウンドがまた良い雰囲気です。 コイルタップOFF(ノーマルハムバッカー)のサウンドはSGよりも太めのハムバッカーサウンド コイルタップONのサウンドはSTとテレの中間の様なサウンド。ブルージーなサウンドからキレのあるカッティングまでピタッとハマると思います。 いかがでしょうか?是非、店頭でチェックしてみてください。

今回はギターの特性にマッチしている感じがしたので、Pea…

【動画】DAWNER PRINCE "BOONAR" ECHO

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今回は「長ーい投稿」になります。 この動画を再生しながら、じわじわと読んでみてください。


突然ですが、ビンソンのECHOREC/エコレックというディスクエコーをご存知でしょうか?ディスクエコーが活躍したのは、まだIC/BBD(遅延素子)が生まれる前、1960-1970年代の話です。

ディスクエコーはテープエコーとは異なる仕組みをもっています。


アナログテープエコーはカセットデッキと同じ様に、いくつかの「ヘッド」と呼ばれるパーツを持っています。
まず、信号を録音するヘッド、そして録音した音を再生するヘッド、最後に録音済みの音を消去するヘッドです。


この構成だと音楽を録音/再生する単なるカセットプレーヤーと同じなのですが、多くのテープエコーは再生ヘッドが複数(4個程度)装備されています。


つまり「あ」という音を録音し、1つのヘッドで再生すると元の「あ」に少し遅れて録音された『あ』が再生されます。
この再生ヘッドを増やすことで『あ』『あ』『あ』『あ』という風に4つの遅れたサウンド(エコー)を再生できます。


さらにそのエコー音を、もう一度テープループの最初に戻してやることで『あ』『あ』『あ』『あ』のあとに《『あ』》《『あ』》《『あ』》《『あ』》というフィードバック効果を生み出します。これがいわゆるやまびこ効果/エコーサウンドになります。


ディレイとエコーの違い


ディレイとは「遅延」です。遅刻ですね。
基本的には、録音された元の音はそのままで「遅れて発せられる」事になります。


エコーは?エコーは「響」です。
響は元の音そのまま、という訳にはいきません。響は元の音が何かに反射して「返ってくる音」です。リヴァーブに近いサウンドと言っても良いかもしれません。


混合されることも多いですが、エコーとディレイは「別物」なんですね。


 TAPEとDISK


ビンソンECHORCの場合、録音はテープではなく「メモリーシステム・ディスク」に記録されました。このディスクは今の様にCDやDVDの様なディスクではなく、テープ以前に存在していた「レコーデイングワイヤー」という針金状の金属を、円盤型のディスクに幾重にも巻きつける方法を採用していました。このディスクの側面に100周くらい巻かれているといいます。




針金1本に録音するよりも、幾重にもワイヤーを巻きつけることで利点が生まれます。接地面積と録音面積を広く取ることで、劣化が少なく…

【動画】K&T IMD-59LをGIBSON LES PAULに搭載しました

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本日はお客様からのご依頼いただき、所有されているギブソンカスタムショップ製のレスポールにK&T PICKUP IMD-59Lを搭載しました。お客様から許可をいただいたのでご紹介させていただきしましょう。


お客様はクルーズマニアックサウンドのLED-1959他、たくさんのギターを所有されていらっしゃるとの事ですが、今回はIMD-59Lのピックアップに興味を持っていただいた様で、販売店としても嬉しいかぎりです。


まずは楽器をチェックしましたが、やっぱりギブソンですね。この乾いた音色はアメリカンギターのサウンドそのものです。ご希望ではギブソンのピックアップカバーをそのまま移植して欲しいとの事でしたので、K&T IMD-59Lに取り付けます。ワイヤリングは50’sスタイルをご希望。コンデンサー類はそのまま移植しましょう。今回はネック側に少しだけ直流抵抗値の高い個体をマウントしています。



ピックアップ取り付け後に全体のバランスをチェックし、少しエイジングします。少し「こなれた」あたりで、サウンドチェックを行いました、動画にてご紹介させていただきます。


今回はお客様からお預かり中のボードを繋いで、RATとTS-9を拝借しています。 録音はいつもの様にVOX AC30 C2からUniversal AudioのOX/AMP TOP経由でライン録音です。
まずは楽器の乾いた質感が素晴らしい。これは単純にギターそのものの音色でしょう。いい音です。TS-9をONにすると、ミッドレンジに独特の音色が加わります。リイシューのTS-9いい音です。楽器次第で化けますね。さらにRATではVOX AC30がまるでMarshallプレキシの様にドライブします。トーンフィルターに癖のある、リイシューのラージボックスRATですが、この音色を聴くと「マーシャルのドライブサウンドを狙ったチューニング」だということが良く分かります。

ギター本体の鳴りも素晴らしく、サスティーンだけでなく、音の奥行きを存分に感じられます。これはK&Tピックアップの「マイク自体の性能の高さ」を物語っています。圧倒的なダイナミクスはまるでアコースティックギターの様です。そして、センシティヴなだけでなく、音色自体がとても新品のピックアップとは思えません。


いかがでしょうか。もしお手持ちのギブソンギターの「生鳴りは…

【動画】Crews ALV w/K&T St. Louis PICKUP

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本日はクルーズマニアックサウンドの限定モデルをご紹介しましょう。


Crews Maniac Sound ALV Limited Edition 
https://www.digimart.net/cat01/shop2820/DS04492832/

このギターの誕生は、貴重なウォルナット材をクルーズ代表の吉岡社長が入手したことから始まります。
十分なシーズニング期間を経たウォルナット材は軽量で、鳴りも十分にありました。このウォルナット材を生かした楽器を製作するといえば…吉岡社長、坂本コージ、そして製作を担当した寺田楽器S氏、この3人がリスペクトするミュージシャン、アルバートキングのアイコンとも言えるあのVシェイプしかないでしょう。

アメリカの名工が作り上げたあのギターをイメージしながらも、クルーズらしいプレイアビリティーと音色を追求したのがこの『ALV』というギターです。軽量なウォルナットをセンター2ピースでボディーに採用。ボディーセンター部分にはメイプル材をラミネートしアクセントとしました。


ネックはマホガニー、ヘッドヴィーニャーはバーズアイメプルです。 ボディーサイドに配置されたジャックやジャンボフレット、3/3のヘッドシェイプ等のルックス的なイメージは製作監修の寺田楽器S氏のこだわりで生まれました。さて、あとはサウンドです。


ブルーズマンの事はあの人に聞くしかないでしょう。ピックアップを製作したのはご存知、K&Tの”Boogie-J” 高野順氏です。 高野さん、あのピックアップの特徴を教えてください。
BJ(高野さん):はい。オリジナルに搭載されていたピックアップは、実は〇〇のピックアップなんですよね。
MW(村田):そうなんですか!
BJ:あまり知られていないですけどね笑
MW:確かに、ワイドレンジでクリアー、でも出力の高いジャズギターのピックアップの様なイメージですね。
BJ:ただ、オリジナルはちょっと高域がモタつくんですよ。高域って言っても1Kとか2Kじゃありませんよ。
MW:なるほど。6Kとかですか?
BJ:いやいや(笑)もっと上です。その辺がちゃんと出ないと、ダメなんです。だから、あの音、あのピックアップをコピーした訳では無いのです。それじゃ、意味がないですからね。
MW:なるほど。ではいわゆる『PAF系』では無いワケですか?
BJ:そうです。加えて、彼のプ…

【動画】Kz One Semi-Hollow 入荷しました

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KzギターワークスのフラッグシップモデルであるKz One Semi-Hollow(以前のKz One Standard)が久しぶりに入荷しました。
https://www.digimart.net/cat01/shop2820/DS04484705/

今回入荷分はおなじみのオリジナルバーストフィニッシュ。Fホールなしですが、セミホロウ構造です。
Kzギターの楽器はアメリカのNAMM SHOWでも注目が集まり、国内流通品以外にも海外向け製品も増えているという事です。

そんなKz One Standard、どんなギターなのか?もう一度おさらいです。


まず、基本デザイン ネック・シェイプは50年代後半のLPモデルを連想させるミディアムグリップ。 スケールには特徴的な635mm(25インチ)を採用。ST(25 1/2インチ)やLP系(24 3/4インチ)の中間スケールなので、これまでオーソドックスなスタイルのギターを愛用してきた皆さんにも違和感なくプレイしていただけます。


セットネック構造で、トラスロッドは2ウェイ・アクション・トラスロッドを採用することで順反り・逆反り両方向のネック調整が可能です。

また、ペグからナットまで弦の通り道が真っ直ぐなヘッド・デザインと、10度のヘッド角がナットでの摩擦を極限まで抑えてくれるので、ヴィブラートやワイルドなアーミング奏法でもチューニングの狂いは最小限に抑えられます。

ネックサイドは丁寧に処理されたラウンド・エッジで非常に上質な印象をあたえてくれます。指板ラディアスは12インチ/22フレット仕様。指板幅は、ごく一般的なサイズ(ナット43mm、指板エンド57mm)で手が小さいという方でも弾きやすいと思います。
また、出荷時の弦高セットアップが低めで、コンポーネント系ギター愛用者の要求にも答えられるセットアップクオリティーも感じます。
ボディ内部はセミ・ホロー構造。ボディートップ材はメイプル、バック材はホンジュラス・マホガニーをセレクト。


生音が大きく、エアー感がその鳴りをさらにリッチに響かせます。ボディが小ぶりなサイズで取り回しが良いだけでなく、立って弾いても座って弾いてもバランス良好です。
仕上げ/フィニッシュにもこだわりが。


この圧倒的に薄いギターの塗装仕上げはウレタン系塗装なのですが、ボディーやネックに触れた感触はまるでラッカー仕…