今回入荷分はおなじみのオリジナルバーストフィニッシュ。Fホールなしですが、セミホロウ構造です。
Kzギターの楽器はアメリカのNAMM SHOWでも注目が集まり、国内流通品以外にも海外向け製品も増えているという事です。
そんなKz One Standard、どんなギターなのか?もう一度おさらいです。
まず、基本デザイン
ネック・シェイプは50年代後半のLPモデルを連想させるミディアムグリップ。
スケールには特徴的な635mm(25インチ)を採用。ST(25 1/2インチ)やLP系(24 3/4インチ)の中間スケールなので、これまでオーソドックスなスタイルのギターを愛用してきた皆さんにも違和感なくプレイしていただけます。
セットネック構造で、トラスロッドは2ウェイ・アクション・トラスロッドを採用することで順反り・逆反り両方向のネック調整が可能です。
また、ペグからナットまで弦の通り道が真っ直ぐなヘッド・デザインと、10度のヘッド角がナットでの摩擦を極限まで抑えてくれるので、ヴィブラートやワイルドなアーミング奏法でもチューニングの狂いは最小限に抑えられます。
ネックサイドは丁寧に処理されたラウンド・エッジで非常に上質な印象をあたえてくれます。指板ラディアスは12インチ/22フレット仕様。指板幅は、ごく一般的なサイズ(ナット43mm、指板エンド57mm)で手が小さいという方でも弾きやすいと思います。
また、ペグからナットまで弦の通り道が真っ直ぐなヘッド・デザインと、10度のヘッド角がナットでの摩擦を極限まで抑えてくれるので、ヴィブラートやワイルドなアーミング奏法でもチューニングの狂いは最小限に抑えられます。
ネックサイドは丁寧に処理されたラウンド・エッジで非常に上質な印象をあたえてくれます。指板ラディアスは12インチ/22フレット仕様。指板幅は、ごく一般的なサイズ(ナット43mm、指板エンド57mm)で手が小さいという方でも弾きやすいと思います。
また、出荷時の弦高セットアップが低めで、コンポーネント系ギター愛用者の要求にも答えられるセットアップクオリティーも感じます。
ボディ内部はセミ・ホロー構造。ボディートップ材はメイプル、バック材はホンジュラス・マホガニーをセレクト。
生音が大きく、エアー感がその鳴りをさらにリッチに響かせます。ボディが小ぶりなサイズで取り回しが良いだけでなく、立って弾いても座って弾いてもバランス良好です。
仕上げ/フィニッシュにもこだわりが。
この圧倒的に薄いギターの塗装仕上げはウレタン系塗装なのですが、ボディーやネックに触れた感触はまるでラッカー仕上げ。
ここまで塗装を薄く仕上げるには高度な技術を要すという事です。
塗装が薄いということは当然ギターの鳴りも良くなります。しかもラッカー仕上げ製品より取り扱いやすく、塗装自体の硬度に関してもウレタン系を採用することで長期にわたり安定するので、綺麗なギターをいつまでも愛用したいという皆さんには最高だと思います。
最後に、特徴的な3つのスイッチが並んだコントロール部分に注目しましょう。
一見複雑に見えますが、操作は非常にシンプル。3つにスイッチは各ピックアップのON/OFFです。
ボリュームとトーンはスイッチポットで、ツマミを引き上げることでオプションのサウンドが引き出せます。ボリュームを引き上げるとネックピックアップがアウト・オブ・フェイズとなります。トーンを引き上げると、ミドルピックアップがアウトオブフェイズとなります。
この状態でも各ピックアップ単体のサウンドはそれほど変化しません。
ネックピックアップ+ブリッジピックアップ等、異なる2つのピックアップを同時に使用した際に、特徴的なトーンが生まれます。下記図はシリーズ接続時のパターン一覧です
ストラト系の様にふたつのピックアップをONにしたコンビネーションはもちろん、全てのピックアップをONにした状態では3ピックアップの出力がプラスされ、シングルコイルのギターとは思えない力強いサウンドを生み出す。また、非常に魅力的で特徴的なフェイズ・サウンドも見逃せません。ハムバッカーをフェイズさせた様なサウンドとも異なる「ふくよか」な音色はとにかく格好良いです。
また、ミニスイッチでシリーズ/パラレルを切り替えることで、いわゆるストラト的なハーフトーン、テレキャスター的なミックストーンが得られるので、この1本でクラシックなギターサウンドは全てカバーできると言えます。今回はストラト的な音色にフォーカスしてサウンドチェックを行いました。どうでしょうか。
オリジナルピックアップはレンジ感があり、驚くほどロー・ノイズ。かなりハードにドライブした環境でもノイズに悩まされることは少ないでしょう。
本当にいいギターです。
未体験の皆様はぜひ、店頭でお試しください。
今回の動画もVOX AC30C2とU/A AMP TOPで録音、iPhoneで撮影しました