テレギブってどんな音?

テレギブってどんな音がするんですか?とよくお問い合わせを受けるので動画でご紹介。
テレギブといえばジェフベックですが、ベックといえば絶妙なギターボリューム/トーンコントロールとピッキング。という事で、Nutube搭載でご自宅でも真空管アンプサウンドを楽しめるVOX MINI SUPER BEETLEに直結してチェックしてみました。(サイドパーク店にお買い得品がありますので是非チェックを!https://www.digimart.net/cat12/shop5090/DS05146912/


こちらです

テレギブに関してはご存じない方もいらっしゃると思います。
何故かこのギターにはwikiがあるので、是非そちらも合わせてチェックしていただきたく思います。wikiへのリンク

簡単にまとめると、セイモアダンカンが所有していた59年テレを2ハムバッカーに改造したギター、ということになります。ポイントはワンピースメイプルではなく、貼りメイプル指板だということ。そして2つのハムバッカーです。



wikiによると、指板はローズウッドからメイプルに張り替えたという事。他にも特徴があり、ギブソンタイプのワイドで少し大きめのフレットが採用されているとの事。
Still on the runでは52ブラックガードシリーズよりも薄く、59TLしsリーズよりも少し厚めのネックシェイプを採用し、このスペックを再現しています。

ボディーにはセレクテッド・ライトウエイトアッシュのワンピース材を採用。ハイクオリティーなレリック処理と丁寧な塗装を施しています。生鳴りから個性的で存在感のあるサウンドになっています。

加えて、オリジナルのテレギブではダンカン氏によるリワウンドが施されたピックアップが搭載されていました。2つのハムバッカーのうち一方は某ギタリストのフライングVから外されたハムバッカーとのこと。加えて手持ちのハムバッカー(おそらく共にアルニコ5)をリワウンドしたと言われています。



K&T高野さんはこの件に関して深い考察とデータを持っており(とてもここでは記載できないです)色々とそのヒストリーに合致するコイルを選定し、製品化されたのがこのCrews Still on the runに搭載されたIMD-JBピックアップです。
K&Tの定番「TOPS」ハムバッカーに比べると広がりのあるPAFイメージです。同じくK&T「IMD-59」ハムバッカーと比べると、ミッドレンジが大人しく、代わりに透明感を感じます。テレキャスターブリッジの個性的な響き、貼りメイプル指板/アッシュボディーのパンチのあるアタック感をスポイルしない、本当に絶妙なチューニングが施されています。

ブリッジはクルーズオリジナルのカットされたテレブリッジに、ブラスサドルを組みわせています。

動画でもお分りいただけるように、ギター側のコントロールだけで本当に多彩な音色が引き出せます。ハムバッカーのギターをアンプ直結で、これだけ表現力豊かな音色が得られます。

以前の動画ではVOX AC30にOXを接続していました。


こういった、ハイゲインセッティングでも気持ちよいのですが... ジャーンとコードを弾いた際にミッドレンジが大人しく感じるのに何故か単音ではアタックがコツンとして音が太いんです。すごく不思議なギターです。

最終ストックなのでご興味ある皆様は是非、店頭でお試しください。