Acoustic Revive Cable(動画あり)


Acoustic Revive ブランド(以下アコリバ)の楽器向けケーブル、そして電源ケーブルの取り扱いを始めました。

ブランド説明など、詳しくはオフィシャルサイトにてご確認ください。オーディオ界ではかなり有名なブランドであります。
面白いお話がフェイスブックページに沢山 Acoustic Revive facebook

今回の取り扱いに関しては、某有名アレンジャー/サウンドプロデューサーのお客様(いつもありがとうございます)にご紹介いただき... 絶賛されていたので、早速サンプルをチェックさせていただいたことが始まりです。すでに当店でもおなじみのギタリスト/ベーシストの皆様が愛用していた事もあり、気になっていたので嬉しいタイミングでした。



チェックして最初に感じたのが、ソリッドコアケーブルでありながら、ソリッドコア特有の「音の硬さ」がなく、低域がリッチでスムーズに感じれられました。ギターで試した時は一瞬「出力が下がった?」と感じましたが、実際にはギターの全帯域が自然に伝達されるが故に滑らかに聞こえることが原因でした。一般的なソリッドコアケーブルでも低域はもちろんロスなく伝達されるハズですが、とにかく聴感上の心地よさがあります。

実際に比較したケーブルにもう一度差し替えます。なるほど… ソリッドコアでおなじみのVOVOXやエビデンスともやはりキャラクターが異なります。
ベルデンやMOGAMIなどのおなじみのケーブルは音(特性)にピークがあり、ある意味ではとてもギターらしいサウンドに感じます。

一方アコリバはレンジがとても自然に感じます。そしてとにかく、音に「歪みがない」と感じました。「歪まない」のではなく「歪みがない」です。よく言われる「歪みがない」という表現ですが、ここまでその事を実感させてくれるケーブルは珍しいと思います。「あー、確かに他のケーブルだと音に歪みが生じている」と感じました。



このケーブルは「フラットな特性」という紹介の仕方になるのでしょうか?
しかしながら「フラットな特性」は、楽器によって相性が良いとは言えません。キーボードやアコギ、他にも例えばOXのラインアウトからオーディオインターフェイスに送る信号であれば「フラット」「ハイファイな」特性も良いと思います。

でも、ギターからペダルボードやアンプに送る信号を、あまりフラット&ハイファイなケーブルをチョイスしてしまうと「イマイチ」になると思います。特にハイエンドケーブルでは、良い結果が得られた事が個人的にはありません。

当店取り扱いのハイエンドケーブル例えばVOVOXケーブルはソリッドコアのハイエンドケーブルでありながら、ギリギリ「楽器っぽさ」も感じられます。スピード感もあり、アタックもしっかりあり、でも耳に痛くない、自然な感じ。ケーブルジャケットも布で、とてもスッキリとしたサウンドにファンが多い逸品です。

Marchione別注のEVIDENCE AUDIOケーブルは、VOVOXに比べて、もう少しローレンジが感じられます。ソリッドコアケーブルでありながら、全体的に太い音、という印象。こちらも世界中にファンが多いケーブルです。

【歪みがない・ノイズがない】


対してアコリバは、先ほども書きましたが(しつこく)とにかく「歪み」がないのです。そしてノイズが乗ってこない。

「GB-TripleC-FMが画期的なのは世界初のノイズ除去ギターシールド*であることです。」

というオフシャルサイトのコメントにもある様に、伝送ノイズを吸収消滅させているとの事。このおかげか、S/Nが素晴らしく良い=実音の情報量が他のケーブルよりも多く感じます。とにかく音が非常に滑らか。自然な音=フラットということでなく、これが素の音だ、と感じさせてくれます。
(*ノイズ除去といっても、ホワイトノイズやハムノイズ、ピックアップノイズを除去するわけではありません。詳しくは商品説明をご確認ください。)

特に顕著に感じたのは「自然な低音域の存在感」そして「余韻の情報量」です。しかも「モッタり」とした低域ではなく、スピード感のある低域。でも音色に「あまさ」「色気」もある。これまでのオーディオ的解釈のハイグレードケーブルでは、こういったサウンドは出せなかったと思います。なので、歪んだロックギターサウンドにも使える音です。でもベーシストとアコギプレイヤーの方が最初に「おっ!」と感じるかもしれません。タッチやレンジ感にこだわるプレイヤーの皆様には、ぜひお試しいただきたいケーブルですが、単純に自分の音をストレートに出力したいミュージシャンは是非チェックするべきだと思います。

ケーブルはいつも新しいものが最高!という様な説明になってしまうのですが、そんなことはありません。昔ながらのケーブル、定番のケーブルは、やはり聞き慣れたサウンドで安心感もあります。カールコードがお好きな皆さんの気持ちも、「超」理解しているつもりです。



しかしながら、このAcoustic Reviveのケーブルは本当に「正しい音色/情報」を伝えてくれます。この音をリファレンスとしてケーブルをチェックしていくと「なるほど...」とこれまでモヤモヤしていたサウンドの違いをはっきり感じる事ができました。

折角なのでサウンドチェックを。クリーンとファズで。



今回はT.C Dittoでループさせています。
ギターからDittoへ。Dittoからのアウトプットケーブルをそれぞれ差し替えています。
クリーンはDittoからダイレクトでAC30(ノーマルHIGHインプット)
ファズはDittoからペダルボードへ送り、TRIANGLE MUFF以外のペダル(バイパス)も通過してAC30(ノーマルLOWインプット)へ送っています。

弾き比べた全てのケーブルがトップクラスのケーブルなので、それほど違いは明確ではありませんが、実際に空気が揺れるアンプからの音は、もっと如実に違いが感じられます。
というか、驚いたことにDittoをONにした瞬間「あ、音変わっちゃった...」というのが感じ取れまして...次回は違う方法で比べてみます(もちろんDittoは優秀なんですけど)


今後、当店とSP店でも、本格的に取り扱いを開始いたします。

まずは渋谷フーチーズ 店頭に3メートルのケーブルサンプルをご用意しました。
動画じゃわかんない、という皆様はぜひ!お気に入りのケーブルを持って「弾き比べ」にご来店ください。

フーチーズ ・アコースティックリバイブ商品ページ

MWrata