K&Tピックアップの「性能」


K&Tピックアップのお問い合わせで多いのが「実際どうなんですか?」というそうですよね。「手巻き」ピックアップが乱立するこのご時世、中でも抜きん出て高級なピックアップです。しかも限られた店舗でしか購入でできない。

一つ、K&Tピックアップとその他のピックアップの違いをご説明するとなれば、その「性能」です。音色、というものは好みの傾向や搭載する楽器による部分も大きいので、例えば「ヴィンテージPAFの音です」と言われてもその音まではわかりません。

というわけで、当店でも数々のサンプル動画などで実際にピッキングした時のレスポンスや傾向をご紹介しているわけですが「性能」をご紹介するとなると、なかなか難しい。

というわけで、今回は「性能」から「ピックアップ感度」を検証してみました。こちらの動画です。


動画内で、ギターのボリュームを10から2程度にまで下げています。それでも非常に濃密で奥行きのある音色が得られているのがお分かりいただけますでしょうか。 そう、「音質」が変わりません。さらに、3,4,5…とボリュームを上げていくと、メモリの位置に応じて正確にゲインが変化します。

今回はオーヴァードライブとFUZZを同時にONにしてチェックしていますので、音色的な好き/嫌いはもちろんあると思います。その辺りはひとまず置いておいて...

ボリューム=抵抗器で音量を絞った際にも「ピックアップとしての情報を失わない」もちろん、ハイパスコンデンサーなどは使用しません。一般的なCTS 250Kポットをクラシックな配線パターンで接続したのみ。
純粋に楽器の音量を調節し、自然な音色をキープできる。これはアッセンブリーやコンデンサーでは再現できない、ピックアップの性能の一つだと言えると思います。

ピックアップ自体が本来の「性能」をもっていないと、アッセンブリーなど、その後の回路で「何か」を行なってもあまり意味がないと思います。配線を変えたり、ハンダを変えたりしてももちろん音色は変わります(基本的に何をやっても音は変わります)が、基本性能をアップグレードする=ピックアップを見直す、という事は、それらのモディファイよりも数倍意味がある事だと思います。

各ピックアップの音色の特徴に関しては今後もご紹介してきたいと思います。

ギターはCrews Vintage Line ST60 SLAB w/K&T LOM63 VBC
https://www.digimart.net/cat01/shop2820/DS05149485/



VEMURAM SHANKS II
http://hoochies.info/item/fx/vemuram/vemuram-shanks-ii-fuzz/

WayHuge Green Rhino MKIV
http://hoochies.info/item/fx/way-huge/way-huge-green-rhino-overdrive-mkiv/


HGT "HG AMP III" Reverb
http://hoochies.info/item/amp/hgt-hg-amp/


Universal Audio "OX" AMP|TOP
http://hoochies.info/item/fx/d-i-rec/ua-ox-amp-top/

MW