ブラックフライデー、いかがお過ごしでしょうか。
連休の皆さんもそうでない皆さんも、真空管アンプオーナー様でしたらこちらの製品にご注目ください。
気軽に真空管アンプをデジタル化したい!という皆様の為のツールです。この製品自体はロードボックス(ダミーロード)機能を持ったアッテネーターで、アッテネートレベル(音量の減衰レベル)は固定。つまり、ご自宅で100Wアンプをスピーカーに繋いで鳴らす為に音量を下げる、というような用途ではありません。
どちらかといえばレコーディングやライブ向きのツールで、アンプにマイクを立てる代わりにこのトーピドキャプチャーを使用して、ミキサーやオーディオインターフェース、PAにライン信号として送ってしまうということです。
ラインアウトの信号自体はバランス出力されます。プリセットサウンド(固定)ではありますが、アナログのスピーカーシミュレーションも搭載しており....
たとえばマーシャルヘッド(エフェクトループなし)を使って
ヘッドのスピーカーアウト
↓
Torpedo Captureにイン →(スルーアウト or -20dBアッテネート出力)→ マーシャルスピーカー
↓(ラインアウト)
ステレオエフェクト(Eventide H9やラックエフェクトなど)
↓(ステレオアウト)
ステレオ・パワーアンプ → ステレオ出力
こういったワイヤリングでサウンドを出力する事も簡単に行えます。
いわゆるヴァンヘイレンやLAのミュージシャン、ブリティッシュ・アンプ好きが、90年代にアンプヘッドとラックを連動させていたスタイルです。上記の-20dB出力は、フルアップのアンプのボリュームを程よく下げて「いい感じに収める」のに最適です。
もう一つが単純なデジタルアンプ化、です。
この場合、OXなどの様に「ヘッドフォンアウト」が用意されていないので、オーディオインターフェースなどに音を立ち上げて、PCでサウンドをエディットする必要があります。確かにちょっと面倒かも?でも得られるサウンドはうん十万円かけたシステムと同じかそれ以上のサウンドです。
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WOSのPC上での操作画面 |
このTorpedo CaptureにはTwo Notesのスピーカーシミュレート・ソフトウエアであるWALL OF SOUND(以下WOS)の無償ダウンロード特典がバンドルされます。このWOSは高度なサウンドメイクが可能なだけでなく、そのクオリティーに定評があります。お手持ちのヴィンテージアンプとこのWOSを組みわせる事で、ご自宅で/スピーカーから音を出さずに/お気に入りのアンプをデジタル環境に適合させることができます。つまり、このTorpedo Capture一台だけで、アナログとデジタルの融合が完結してしまいます。
昨今のデジタルスピーカーシミュレーションには興味があるけれど、使いこなせるか心配…でもテクノロジーが生んだ最新の環境でギターを楽しみたい!という皆様であれば絶対に納得できるアイテムです。もちろんこれ以外にも様々な用途が考えられます。是非、濃厚な商品ページもチェックしてみてください。
店頭で試したい、という皆様は事前におしらせください。
MW