ディアンジェリコの隠れた人気モデル


本日はディアンジェリコのNYSD-9というギターをご紹介します。



このギターはスーザン・テデスキ氏(デレク・トラックスの奥さんでもあります)の使用で有名なギターでもありますが、元々日本企画でデザインされたソリッドギターで、1960年代までのオリジナル・ディアンジェリコにはラインナップされていないモデルです。



このギターはセットネック/ソリッドボディー/シングルカットでありながら、セミアコースティックギターの様なリッチなサウンドと音色を得られる様にデザインされています。ボディートップはラミネイトメイプルのアーチドトップ、ボディーバックはマホガニー。ボディーバックにもアーチド加工を施すことで、ソリッドボディーでありながら膨よかな響きを得ることに成功しています。



ちょっとわかりづらいけどアーチドバックなのです


ネックシェイプは薄めのCシェイプで、60年代初期のフィーリングを持ちます。指板材はエボニーで、クリアーなアタックと重厚な音色を生み出すポイントになっています。ボディーは一般的なレスポールタイプに比べ薄く、体にフィットする様にデザインされています。重量は重く、それゆえにエボニー指板/セットネックとのマッチングが深みのある音色とサスティーンを生みます。



日本製のディアンジェリコ・オリジナルピックアップは高出力でありながらクリアーで、ボリュームコントロールにはオーディオライクな反応で答えます。

動画ではVOX/AC30C2のノーマルチャンネルに接続し、クリーンなセッティングからサウンドチェックを行いました。ネック側ピックアップの深みのあるクリアーなサウンドはJAZZYなフィーリングはもちろん、ブルーズのフレーズにもぴったりだと思います。ハムバッカーピックアップを搭載したセットネックモデルで、ここまでクリアーなサウンドが得られるギターはなかなかありません。ネック側とブリッジ側のミックスポジションではファンキーなサウンドで、ファンキーなフレーズが心地よく感じます。深いリヴァーブの中でも存在感があります。ブリッジ側ピックアップはカラリとした印象で、アタックの存在感がありながら心地よい響が特徴です。

動画です

動画の後半はAC30のゲイン(ボリューム)を8割程度まで上げて、ナチュラルなオーヴァードライブサウンドでチェックしています。歪みの中でもギターの印象は変わらず、芯のあるパワフルなサウンド。しかもクリアーなので、ピッキングのニュアンスや余韻感も十分に感じられます。

ジャズ/ファンク/ブルース/ロックと、ジャンル問わずに使える2ハムバッカーのソリッドギター。プレイアビリティーも高く、国産ギターの底力を感じる1本です。


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NYSD-9 SUNBURST(動画のギター/お買い得品なんです)

NYSD-9 NATURAL YELLOW(スーザンと同じモデル)

是非ご来店いただき、店頭でもお試しください

MWrata