K&T '61 JM P.Uを取付けました

本日はK&Tピックアップのヘヴィーウユーザーである
ベーシストのお客様より「家で弾くギターも、もっと良くなるかな?」
とのご相談を受けまして・・・
「ギターは何でしょうか?」
「JMなんだけどホロウボディー」との事で。
なるほど
多分、ギンギン&オラオラ系の59タイプよりも
後年のJMスタイルの方が良いのかと思い、K&T高野氏に相談。

「なるほど。ではしばらくお待ちを」

と言う事で以前からあたためていたと言う
61年以降のJMピックアップをワウンドしていただきました。

簡単に違いをご説明すると、59JMに比べて音がシャープ。
グレイボビンのあの感じです。

ラージヘッド好きの私なんぞは「ぐっ!」ときてしまうあの感じ。
間違いなくこれでしょう!
と言う訳でコージが取付中。
 まず、現在のピックアップを外します。
 アッセンも合わせて交換。
 コンデンサーはどうしましょうか?
おまかせ!との事でコージチョイスで進みます。いい感じです。
 サドル周辺も含めセットアップ。
バッチリです。

実はこのピックアップ、先日断線してしまった'69ジャズマスターをお持ちのお客さんがいらした時に偶然、高野さんからのサンプルが上がってきていたので「ヴィンテージギターですし、このピックアップを信用して交換しませんか?」とご相談したところ「噂のK&Tですか?どうなんでしょう?ちょっと興味はありますが」
とのだったので、音をお試しいただき「うむ。載せてみましょう!」との事で搭載したところ「良いじゃないですか!」とオリジナルヴィンテージ所有のオーナー様からもOKをいただいたピックアップ。

特にリアポジションは凄く、使えます。オリジナルよりも使い勝手は良いかもしれません。少しだけ、アレンジが加わっているのでしょう(内容はわかりませんが)勿論、フル着磁(退磁していない)のでサウンド自体に元気があります。
フロントのリッチなシングルコイルトーンも最高。JMとP-90、似ているのは見た目だけです。構造は全然違います。勿論トーンも。あくまでシングルコイル、この音色はリプレイス関係ではK&T以外で私は体験した事がありません。

ともかく、現存する他のピックアップ・ブランドでは得られない高域の派手さとミッドの柔らかさ、そして緩やかで自然なボトムが得られます。このモデルもレギュラーラインナップ決定の様です。

ネックが落ち着くのを待って微調整し、しばらく音出しエージングしてお渡しします。
さて、おつぎは・・・こちらも早速オーダー頂いたVERY LOW TENSION WINDING&サンドキャスト・フル着磁仕様のK&T "N.O.S/GT" をゴールドトップにマウントしましょう!

murata