ナットサドル材って....

お客様より、ナットやサドルを象牙に交換すると、
音が良くなるのですか?と、ご質問頂きました。

音は好みと言えば、それで片付いてしまいますが、
確かに変わります。
牛骨より、芯もありますし、多少硬めにもなります。
ガツンとくる感じが増します。

ヴィンテージマーチン等、象牙を使ってますし、
個人製作家でも、好んで使う方もいます。

そういえば、以前に、5年ほど弾き倒した、
Collings OM 2H A ブラジリアンを、
象牙のナットとサドルに交換しましたが、
もの凄く、音が前に出て、レンジが広がった
記憶があります。
アディロンダックトップのヴィンテージ仕様
でしたので、引き込んだ鳴りと相まって、
象牙とマッチしたのかもしれませんね(^^)

ただ、牛骨に比べ、材料代は安くありません!

象牙も近年、規制が厳しいので、
マンモスやアザラシの牙も使われています。
フィンランドのVersoul はトナカイの頸骨を
使ってますしね。

個人的な意見ですが、新しいギターでなく、
引き込んで鳴っているギターには、象牙に交換
しても良いと思います。

牛骨も、普通のモノから、オイル漬けしたもの
まであります。

弦振動を伝える部分ですので、
材の硬さや、密度等によっても、音は変わります。

人間もそうですが、骨密度は大切です(笑)
カルシウムは、しっかり取りましょう!!

アコギコージ