本日はクルーズマニアックサウンドの限定モデルをご紹介しましょう。
Crews Maniac Sound ALV Limited Edition
https://www.digimart.net/cat01/shop2820/DS04492832/
このギターの誕生は、貴重なウォルナット材をクルーズ代表の吉岡社長が入手したことから始まります。
https://www.digimart.net/cat01/shop2820/DS04492832/
このギターの誕生は、貴重なウォルナット材をクルーズ代表の吉岡社長が入手したことから始まります。
十分なシーズニング期間を経たウォルナット材は軽量で、鳴りも十分にありました。このウォルナット材を生かした楽器を製作するといえば…吉岡社長、坂本コージ、そして製作を担当した寺田楽器S氏、この3人がリスペクトするミュージシャン、アルバートキングのアイコンとも言えるあのVシェイプしかないでしょう。
アメリカの名工が作り上げたあのギターをイメージしながらも、クルーズらしいプレイアビリティーと音色を追求したのがこの『ALV』というギターです。軽量なウォルナットをセンター2ピースでボディーに採用。ボディーセンター部分にはメイプル材をラミネートしアクセントとしました。
ネックはマホガニー、ヘッドヴィーニャーはバーズアイメプルです。
ボディーサイドに配置されたジャックやジャンボフレット、3/3のヘッドシェイプ等のルックス的なイメージは製作監修の寺田楽器S氏のこだわりで生まれました。さて、あとはサウンドです。
ブルーズマンの事はあの人に聞くしかないでしょう。ピックアップを製作したのはご存知、K&Tの”Boogie-J” 高野 順氏です。
高野さん、あのピックアップの特徴を教えてください。
BJ(高野さん):はい。オリジナルに搭載されていたピックアップは、実は〇〇のピックアップなんですよね。
MW(村田):そうなんですか!
BJ:あまり知られていないですけどね笑
MW:確かに、ワイドレンジでクリアー、でも出力の高いジャズギターのピックアップの様なイメージですね。
BJ:ただ、オリジナルはちょっと高域がモタつくんですよ。高域って言っても1Kとか2Kじゃありませんよ。
MW:なるほど。6Kとかですか?
BJ:いやいや(笑)もっと上です。その辺がちゃんと出ないと、ダメなんです。だから、あの音、あのピックアップをコピーした訳では無いのです。それじゃ、意味がないですからね。
MW:なるほど。ではいわゆる『PAF系』では無いワケですか?
BJ:そうです。加えて、彼のプレイを意識すると、80Hz辺りがちゃんと『ピックアップ』できなければ、意味がありません。
MW:結構な低域ですね?
BJ:はい。親指の「腹」で弦を弾いてあの辺の帯域がきちんと拾えないと、ダメなんです。
MW:という事は、かなりワイドレンジなピックアップになりますね?
BJ:そうです。本当の意味での『フラットな』ハムバッカーですね。
MW:K&TのIMDシリーズやTOPS等のPAF系とは何が違うんですか?
BJ:それは説明しても理解できないんじゃ無いかな。例えば、スペック的にはいわゆるPAFと対して変わらないんですよ。強いていえば、OD値が高く、あくまでフラットなトーンでありながら、ぎゅっと音の密度を持たせるために、42番線を用いながらも...云々
…ここから先はマニアックすぎてご紹介できません。
ただ、高野氏曰く『彼のアンプの話ですが、最初にフェンダーSHOWMANを使っていましたよね?その次はACOUSTICの271でしょうか。晩年はRoland JCを使っていました。糖尿病で体を悪くして、耳の感じも変わってしまったのでしょうね。いずれにせよ、そういったアンプの遍歴も意識して音色を慎重に吟味しています。だからイメージそのままの音色が得られるはずですよ」
という訳で、本日のサウンドチェックです。どちらかといえば、Albert Kingをリスペクトしているミュージシャンの事をリスペクトしている"Albert King素人"の私が弾いても分かります。このギターは素晴らしい。ギターのボリュームを絞ると、まるでアンプのゲインコントロールを可変させるかのように歪み具合が変化します。ボリュームを絞っても、ギターのレンジ感は変わりません。ゲインだけが綺麗に変化します。これはすごい。ある意味では非常にシングルコイルライクなレンジ感を持ったハムバッカーサウンドではないでしょうか?すごくいいと思います。
動画です。VOX AC30/C2に繋いで、ペダルはリイシューのRAT、スピーカーアウトからU/A AMP TOPでライン録音しています。それでこのサスティーンは「ヤバい」ですね。
ウォルナットボディーのサウンドも同じくワイドレンジで、超高域と超低域が存分に感じられます。例えば57スタイルのコリーナVであれば、もっとミッドレンジにピークを感じます。マホガニーのVはもう少しドンシャリなイメージでしょうか?
このAlbert King愛に溢れたウォルナットVならではのレンジ感、そしてK&T ”St.louis”ピックアップのコンビネーションはAlber Kingファンはもちろん、モダンサウンドを求めるギタリストにも是非チェックしていただきたいと思いました。
もちろん、限定生産です。お見逃しなく。
商品購入ページはこちら
https://www.digimart.net/cat01/shop2820/DS04492832/
MW