フレットレスベースには・・・

フレットレスベースの奥行きを再確認するフーチーズ。
本日は本体以外のアイテムをフューチャー。



Crews DPA-2B
クリーンなプリアンプ、3バンドのEQはミッドレンジのみパラメトリック方式採用のお馴染みの一台。


このDPAは豊富なIN/OUT機能の前に、まずはインプットとアウトプットのゲインが2つあるというのがポイント。
ここで十分にゲインを稼いで(歪ませる訳では無く!)アンプをドライブさせてあげるとフレットレスベースの輪郭がハッキリと作り出せます。

そして2インプットの便利さ。
殆どの皆さんはフレットレスを使用する場合、フレッテッド(フレット有り)のベースよりもゲインを上げたいのではないでしょうか?
でも、その為にアンプの設定を変えたり、コンプやその他のデバイスで音質を補正する、というのもアリですが・・・ここはもっとシンプルにゲインをコントロールできる、こういったプリアンプを使用してみてはいかがでしょう。
アクティブベースとパッシブベースの持ち替えにも便利ですが、フレットレスとフレッテッドのゲイン差の補正にもバッチリ良い感じになると思います。
後はS/Nをチェックして、適正なポイントを見つけてあげて下さい。なお、各チャンネルは外部のスイッチ(BOSS/FS-5等)で切替可能です。

ジャコの場合はもっとワイルド。こちらの動画ではかなりドライブしています。
中々ここまでのドライブを得ながら、高域の伸びと低音のベースらしさを残すにはペダルの歪みだと難しいのではないでしょうか。
ベースだからボトムを出したい気持ちはよーくわかりますが、
例えばライブで、ボトムばかりが強調されていると全てのレンジがマスクされてしまい、スピード感やサウンドの奥行きが感じられなくなってしまいます。



クルーズのSVD-001はそんな悩みを解消したくてデザインされました。
小音量では「シャー」っとした高域のサウンドが「細い歪み」に聴こえるかも知れませんが、ライブで、大音量で弾いた際にちょうど良いバランスになるはずです。
スピーカーが共振するとボトムが「勝手に」出てきます。
その時に、丁度良い感じになります。もちろん、このジャコの動画の様に歪みにクリーンサウンドもミックス可能。
全然埋もれない、おいしいベースの歪みになるはず。

それでも、まずは彼のプレイスタイル、あのフォームとピッキングポジション、ピッキングをチェックですね。
存在感のあるミッドレンジがしっかり出ているからこそ、あの音が成立しています。
パッシヴベースの実力ここにあり、というサウンドですね。


mwrata