Crews 50's Tele/K&T THE 51&THE 52 Vol.2


K&T THE 51&THE 52の第二弾。
ドライブサウンドでのチェックです。

THE 51は、アルニコ5マグネットを使用し、コイルもAWG 42と太くなり、ドライブ時の、
絶妙なコンプレッション感は、このTHE 51以外にはありません。
まさにファットテレサウンドといえるでしょう。

THE 52の王道のテレキャスターサウンドと、それ以降のブラックガードテレは、
多くのギタリストからそのサウンドを聞く事が出来ます。

オープンGで、ハードなリフを叩き出すK.Richards(1952-54)、
変幻自在にピックングハーモニックスを操るR.Buchanan(1953)、
超絶なテクニックを持ち、オールアメリカンミュージックを極めたテレマスターのD.Gatton(1953)
R.Robertson脱退後、THE BANDを復活させた男、J.Weider(1952-54)等の
ギタリストが、素晴らしいトーンを弾き出しております(まだまだ、多数居りますが.....)


彼らのサウンドにノックアウトされたテレキャスファンは多いと思います。

1949〜1952年という短期間に、これまで仕様が変わりサウンドキャラクターが
異なるのが、非常に興味深いです(52年以降も異なりますが.....)


以前に、この年代のテレキャスターを弾き比べましたが.......
音の違いは、使われてきた環境や、経年変化によるものだと思っていました。
ブロードキャスターは甘く、ノーキャスターはもの凄く太く、52年以降のものの方が
イメージしている音でした。

それが、K&T によって、なぜそうだったのか解明されました。

テレキャスターに限らず、ストラト、LP他、すべてのヴィンテージサウンドの
ミステリアスな部分がクリアーになったといえるでしょう。