好評いただいておりますクルーズマニアックサウンドのアクティブベース、
「JBーSP」と「UNCLEーSP」ですが、良く似ているけれど、どう違うのか?
というご質問を頂いておりますので簡単なご説明を。
まず、素材の点では殆ど同じです。
メイプルネック、マダガスカル・ローズ フィンガーボード
アッシュバックボディーのトップにはモデル名にもなっているスポルテッドメイプルをラミネート。
硬質なメイプルではないスポルテッドメイプルは、単体では独特の甘さを持っています。
しかし、アッシュと組み合わせると抜群の「塩梅」を持つコンプレッションと太さを生み出します。
大きなポイントとして
●JB-SPはフルサイズのJBボディー
◯Uncle SPはディンキーサイズのJBボディー
という違いがあります。
この事がレスポンス、そして鳴り感・・・様々な違いを生み出しています。
弾きやすさや取り回しの良さ、
そして日本人の我々からすると、
構えた際のサイズ感というのも結構重要だったりします。
そしてマシンヘッド(ペグ)は信頼のゴトーガット製GB-30です。
クルーズのラインナップ中でもJB-Modernで使用するGB-29とは異なり、GB-30は逆巻きではありません。
そしてブッシュタイプでは無く、ネジ式のボルト/ナットを使用してがっちりマウントされています。ここがUNCLEとJB-Modernの音に結構大きな違いを生み出します。(今回は両方ともボルト/ナット式です)
そしてUNCLE-SPはシャーラーブリッジ、JB-SPはBADASS IIブリッジを使用しています。
一般的に
●BADASSはパンチ力があり、コンプレッション感もあります。特にクルーズでは、弦がブリッジサドルに当たる面を大きく取っているため、全体的にパワフルな印象。音に伸びがあります。
◯シャーラーはローラーサドルなので上澄み/ハイエンドの伸びが良く、明るい音色です。
勿論シャーラーは「伸びが少ない」と言う訳では無く、「バダスの方が伸びがある」と言う風に解釈して下さいね
そしてピックアップ。
JB-SPはクルーズオリジナルのTYPE-JとTBC-1プリアンプの組み合わせ。
TYPE-Jはヴィンテージ(60年代初期)同様、パワフルなピックアップですが、クリアーさも兼ね備えており現代的な音がいとも簡単に引き出せます。レスポンスも良く、殆どのユーザーの皆様からは「パッシヴなのにアクティブの様な反応」という印象を持たれる様です。
TBC-1プリアンプはセンター位置でフラットになるトレブル/ベースEQを持ち、非常に的確なEQポイントをブースト/カットします。フル10で使用する様なEQでは無く、あくまでアンプからのトーンを補正する目的で使用されるのがベストでしょう。
Uncle-SPはアギュラーのJ-60ピックアップとOBP-2プリアンプを採用。
J-60ピックアップはクルーズTYPE-Jと同じく60年初期並の出力を持ちますが、よりファットな印象。
勿論レスポンスは申し分無いのですが、若干クラシカルなエッセンスが加わっています。
そしてOBP-2プリアンプも、アンプのEQのように作用するのはクルーズ/TBC-1と同様ですがこちらもややクラシックアンプを連想させるEQポイントを持っています。ロックな印象が強いと言えるでしょう。
勿論、両モデルともにヴォリュームポットを引き上げる事でプリアンプをバイパスし、パッシブモードが使用できます。
総合的に見てみると
●JB-SPはフルサイズボディーにフラットな特性のピックアップとプリアンプ、そしてバBADASS2で全体的にクリアーでファットな音色を狙っています。
ピックでのプレイにも向いています。また、ロックだけでなくポップス系のストリングスや同期物が入ってもキャラがしっかり残ります。
◯Uncle-SPはディンキーボディーにややヴィンテージライクでファットなピックアップとプリアンプを搭載し、明るいブリッジを搭載する事で非常にモダンな「今っぽい音」が引き出せます。
スラップにしてもドンシャリでは無くミッド/ローにきちんとキャラがあるのが今っぽさ。ラウドで埋もれないサウンド。
と言う訳で、どちらもおすすめのモデルなのであります。
この週末、店頭でお試し下さい。
mw
「JBーSP」と「UNCLEーSP」ですが、良く似ているけれど、どう違うのか?
というご質問を頂いておりますので簡単なご説明を。
まず、素材の点では殆ど同じです。
メイプルネック、マダガスカル・ローズ フィンガーボード
アッシュバックボディーのトップにはモデル名にもなっているスポルテッドメイプルをラミネート。
硬質なメイプルではないスポルテッドメイプルは、単体では独特の甘さを持っています。
しかし、アッシュと組み合わせると抜群の「塩梅」を持つコンプレッションと太さを生み出します。
上がアンクル 下がJB SP |
●JB-SPはフルサイズのJBボディー
◯Uncle SPはディンキーサイズのJBボディー
という違いがあります。
この事がレスポンス、そして鳴り感・・・様々な違いを生み出しています。
弾きやすさや取り回しの良さ、
そして日本人の我々からすると、
構えた際のサイズ感というのも結構重要だったりします。
そしてマシンヘッド(ペグ)は信頼のゴトーガット製GB-30です。
クルーズのラインナップ中でもJB-Modernで使用するGB-29とは異なり、GB-30は逆巻きではありません。
そしてブッシュタイプでは無く、ネジ式のボルト/ナットを使用してがっちりマウントされています。ここがUNCLEとJB-Modernの音に結構大きな違いを生み出します。(今回は両方ともボルト/ナット式です)
そしてUNCLE-SPはシャーラーブリッジ、JB-SPはBADASS IIブリッジを使用しています。
一般的に
●BADASSはパンチ力があり、コンプレッション感もあります。特にクルーズでは、弦がブリッジサドルに当たる面を大きく取っているため、全体的にパワフルな印象。音に伸びがあります。
◯シャーラーはローラーサドルなので上澄み/ハイエンドの伸びが良く、明るい音色です。
勿論シャーラーは「伸びが少ない」と言う訳では無く、「バダスの方が伸びがある」と言う風に解釈して下さいね
そしてピックアップ。
JB-SPはクルーズオリジナルのTYPE-JとTBC-1プリアンプの組み合わせ。
TYPE-Jはヴィンテージ(60年代初期)同様、パワフルなピックアップですが、クリアーさも兼ね備えており現代的な音がいとも簡単に引き出せます。レスポンスも良く、殆どのユーザーの皆様からは「パッシヴなのにアクティブの様な反応」という印象を持たれる様です。
TBC-1プリアンプはセンター位置でフラットになるトレブル/ベースEQを持ち、非常に的確なEQポイントをブースト/カットします。フル10で使用する様なEQでは無く、あくまでアンプからのトーンを補正する目的で使用されるのがベストでしょう。
Uncle-SPはアギュラーのJ-60ピックアップとOBP-2プリアンプを採用。
J-60ピックアップはクルーズTYPE-Jと同じく60年初期並の出力を持ちますが、よりファットな印象。
勿論レスポンスは申し分無いのですが、若干クラシカルなエッセンスが加わっています。
そしてOBP-2プリアンプも、アンプのEQのように作用するのはクルーズ/TBC-1と同様ですがこちらもややクラシックアンプを連想させるEQポイントを持っています。ロックな印象が強いと言えるでしょう。
勿論、両モデルともにヴォリュームポットを引き上げる事でプリアンプをバイパスし、パッシブモードが使用できます。
総合的に見てみると
●JB-SPはフルサイズボディーにフラットな特性のピックアップとプリアンプ、そしてバBADASS2で全体的にクリアーでファットな音色を狙っています。
ピックでのプレイにも向いています。また、ロックだけでなくポップス系のストリングスや同期物が入ってもキャラがしっかり残ります。
◯Uncle-SPはディンキーボディーにややヴィンテージライクでファットなピックアップとプリアンプを搭載し、明るいブリッジを搭載する事で非常にモダンな「今っぽい音」が引き出せます。
スラップにしてもドンシャリでは無くミッド/ローにきちんとキャラがあるのが今っぽさ。ラウドで埋もれないサウンド。
と言う訳で、どちらもおすすめのモデルなのであります。
この週末、店頭でお試し下さい。
mw