そしてフレットレスベース

まずはレジェンドのプレイを



ジャコパストリアス
偉大なるベーシストへ敬意を込めて。
本日はクルーズマニアックサウンドのフレットレスベースを改めてピックアップしてみます。


JACKSON 5 シリーズは10年以上のロングセールスを誇るフレットレスベースの代名詞ともいえる存在。ジャコが5弦を弾くならこういう楽器を希望されたのでは?フレットレスとは思えない凄まじい音の立ち上がりとサスティーン。フレットレスの音は他の楽器に埋もれがちですが、このベースには当てはまりません。

そしてJB-Traditional/FLは、ジャコそのままのイメージ。K&Tピックアップとのマッチングは素晴らしく、フロント/リアそれぞれのピックアップをシングルで使用した際にも痩せほせた音色になりません。
特に、このリアの音色は凄い。彼はライブ演奏中にヴォリュームとトーンを細かく設定し音色を作り出していますが、その意味が非常に良く解ります。極上ブラジリアンの立ち上がり、木琴の様なアタックの音色とワンピースボディーの生むウォームな鳴りが最高です。


そして、その名もJB-PUNKはフレットレスながら素早い立ち上がりとウォームなトーンが得られる人気機種。
コストパフォーマンスに優れながらも弾き心地はワンランク上に仕上がっています。

クルーズのフレットレスはとにかく国内だけで無く、海外のミュージシャンからも評価が高く、超有名楽器ブランドの工場責任者の方も所有しており、一度指板コーティングにキズが入ってしまい、修理調整の際は日本に送られてきたそうです。
そのファクトリーで修理できないのかな?と思いましたが、ダメらしいですね。その辺りにもメイドインジャパンのクオリティーを感じる事ができます。
とにかく、クルーズのフレットレスは、フレットレスベースに対する考えが変わってしまう程素晴らしい楽器です。ベーシストの皆様は是非お試し下さい。

MW