D*A*M CUSTOM FUZZ!!




Differential Audio Manifestationz
略してD*A*M

イギリス/ヨークシャーにて"CAPTAIN" David Mainが制作するトーンベンダーのレプリカ。
何度もこのブログでご紹介してきましたが、本当に素晴らしいトーンです。
実際にオリジナル1967年製のTONE BENDERと比べてみましたが、「元気の良さ」が違う程度でした。
多くの「ゲルマのバイアスがズレてしまっているヴィンテージの個体」も音をオリジナルだと思う方も多いのですが、実際に良好なトーンベンダーは滑らかな歪みを持っています。比べてみてその完成度に驚いたものです。



そんなある時フッと疑問に思ったのですが
「何故FUZZ FACEはつくらないのだろうか?」

イギリスでファズと言ったらファズフェイスは欠かせないのでは?
勿論MEAT HEADやDRAG'N FLY等ファズフェイスを連想させるアイテムはD*A*Mからラインナップされていますが、ドンズバのファズフェイスでは無い。

何故でしょう?
その訳はシンコーミュージック/EFFECTOR BOOKに掲載されていた彼の記事を読んで理解できました。


「ファズフェイスだけがイギリスのファズという訳では無い」


なるほど。
ファズフェイスはヘンドリクスが使用した事で一躍注目を浴びたが、トーンベンダーをはじめ、イギリスには他にも素晴らしいファズがあるのだという事を言いたいのだと感じました。(それとやはり彼はTONE BENDERやイギリスのファズが大好きなのだという事も)


しかし、彼の制作するファズからはイギリスの匂いがプンプンする。アメリカ製には無い雰囲気が絶対にあるのです。
多くのファズフェイス・クローンが市場に存在していますが「やっぱりD*A*Mにイギリスの雰囲気を持った本気のファズフェイス・クローンを制作してほしい」と思うのは我々だけではないでしょう。




なのでオーダーしてしまいました。しかもゲルマでは無くシリコンバージョン。
余計な指定は一切なし。貴方の考える「これがファズフェイスだ」という音が欲しいとだけ伝えました。
BC108を使用してくれ、とも言っていません。名前もカラーもお任せしました。



そんなアイテムがいよいよ近日入荷します。
音は勿論、仕様もはっきり聞いていませんが、かなりオリジナルに迫っている(本人談)との事。
販売価格ほか、詳細は確認中なので近日お知らせします。数台が入荷予定。勿論当店のみの取り扱いです。FUZZ HEADZの皆さんはお楽しみに。



さてさて。
K&T WATCH TOWER P.Uをはじめ(本当にホントに凄いピックアップです)いよいよあの時代のトーンが「凄腕の皆さん」の手によって、相当なレベルで再現可能になってきました。このファズも素晴らしいトーン(歪んでいますが)を届けてくれるでしょう。

特に

初期 PINK FLOYD/DAVID GILMOUR
後期 JIMI HENDRIX

この2人のファズトーンに興味のある方は完全に見逃せないのでは。(もちろん私もです)

後はラージヘッドの張りメイプル、ですね。



ムー